⑤「輪切り図鑑 ヨーロッパの城」 リチャード・プラット著 スティーヴン・ビースティー画
この本は中世の城塞をそのファサードから順に輪切りにして描きながら、城での生活や、戦闘の様子、当時の社会構造、築城方法などを詳しく描いた大判の本です。
幼少の頃に私は、城や民家、帆船など、幾つかのモチーフを繰り返し絵に描いていましたので、この本はとても刺激になっていたと記憶しています。
非常に細密に描きこまれた建築物とそこに身を置く小さな人々のイラストは子供心をくすぐると同時に、今見ても自分の建築物に対する興味の一貫していることに気づかされます。
2025.06.14