
イメージが形になる過程で生まれるものや、そこから無くなっていくもの。
木という素材の上で、イメージが素材と無関係の関係を結んでいること。
これらのことに興味があります。
イメージと、それができる過程との齟齬や距離感を、木という土台(ステージ)の上で展開させるような作品をつくっています。
同時にそれを、絵を描くことに私が感じている、ある情景が感情に直接働きかけるような木彫にしたいと考えています。
そこに現れる風景は、感情を基点にしながらも、それとは無関係に存在する自然でもあるような、
あくまでも木でできたものであることに立ち返りながら、人の感情の現れの場でもあるのにしたいです。
